2023.02.27(Mon)
目次
なぜ、サロン専売品ではなく、市販(ドラッグストア)でのヘアケア商品が主流になっているのか?
それは、「サロン専売品を必要と感じない」この理由が主な理由です。
では、必要と感じてもらえればお客様はサロン専売品を買ってくれるはずです。
例えば、プログラマーの仕事の人は安いパソコンではなく、性能のいいパソコンを買って使用します。それはプログラマーの仕事をする上で、性能の良いパソコンが必要不可欠だからです。
これをサロン様に置き換えてみましょう!
「髪の毛を綺麗にしたい」と思い、トリートメントの施術を受けます。その場では、満足のいく仕上がりになるでしょう。
ですが、その綺麗な仕上がりも、日が経つごとにその綺麗さは失われていきます。
では、ここで質問です。
その綺麗さを保たせるには、何が必要になってくるでしょうか?
美容師の皆さんならお分かりですよね?
そう!「サロン専売品」が必要不可欠です。
しかしこのことを、お客様は知りません。
いや、教えられていないのです。
このことを、教えてあげるのが皆さん美容師の絶対に必要なお仕事の一つです。
このマインド編では、なぜ店販が必要なのか?ということを「美容師目線」と「お客様目線」の両方の視点から書いていきたいと思います。
お客様は髪の毛を理想のスタイルにしたいと思い、サロン様に訪れます。
そこで、カラー・トリートメント・パーマ・縮毛矯正などの施術を受けて、対価としてお金を支払います。
この金額は、決して安いものではなく、できることならばそのスタイルを長くキープしたいと考えています。
しかし、その割にはキープさせようとするアイテムを使用することを敬遠しがちです。
これを日常生活で例えてみましょう。
あなたが病気になり、病院に行くことになるとします。
そこでカウンセリングを受け、治療もしてもらいますよね。そして、お薬も受け取り、服用して体調を回復させるはずです。
しかし、美容室のお客様は治療だけ受けた後、お薬としての処方箋を受け取らずに帰るので、どんどん髪の状態は悪くなっていきます。せっかく、高いお金を支払ったのにも関わらず、その状態をキープできないのはもったいないと思いませんか?
このことを美容師のあなたがお客様に説明する義務があります。
なぜなら、お客様は来店されたその日のみ綺麗になる為ではなく、できるならば長い期間髪の毛を綺麗な状態でいたいと思っているのです。
この思いを叶えてあげるのが、美容師であり、それをサポートするアイテムが毎日使うヘアケア商品です。
このヘアケア商品をどう使うかで髪のコンディションは良い方向にも、悪い方向にも変わっていきます。
この話を聞くことにより、お客様はヘアケア商品の重要性に気付くはずです。
あなたは、「綺麗な状態の髪の毛」と「傷んでしまっている髪の毛」のどちらのお客様の方が施術しやすいですか?
ほとんどの人が「綺麗な状態の髪の毛」の方が施術をしやすいと答えるはずです。
どうしたら、「綺麗な状態の髪の毛」のお客様は再度ご来店されるでしょうか?
それは、しっかりとサロン専売品でホームケアをして下さり、あなたに価値を感じて再来店してくれたからです。
このようなお客様を増やしたいと思いませんか?
あなたが一日に施術できる時間は限られています。そのためには、余計な時間はあまり掛けていられません。
施術が難しい髪の毛より綺麗でやりやすい髪の毛の方が、あなたの生産性も上がるはずです。
そしてなにより、お客様も綺麗な髪の毛でご来店された方が気分もいいはずです。
おそらく、この①・②・③を読んでサロン専売品(店販)の必要性を少しは、感じて頂けたかと思います。
これらは、「美容師・お客様」の両方の観点からもメリットのある事実です。
改めてお客様は髪の毛を綺麗にして、その状態をキープしたいと考えており、美容師はその思いを叶えてあげるお仕事です。
それを支えるために、必要不可欠なのがサロン専売品(店販)なのです。
次回の実行編では、具体的なお客様への提案方法をお話していきたいと思います。
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最後まで、お読み頂きありがとうございました。